ABOUT|足場を使わない高所作業
ロープ高所作業とは?(ロープアクセス工法)
ロープ高所作業(ロープアクセス工法)とは、屋上などに取った支点から産業用のロープで作業員が吊り下がり、足場や高所作業車を使わずに高所で作業する方法です。法令(労働安全衛生規則)では「ロープ高所作業」と呼ばれ、「無足場工法」と呼ばれることもあります。
ロープ高所作業とは?(ロープアクセス工法)
屋上などに取った支点から、ロープで壁面に降りて作業します。次の3つが、ロープアクセス工法の特徴です。
- 01
足場・高所作業車を使わない
屋上などに支点を設置し、そこからロープで壁面に降りて作業します。足場の架設・解体や車両の手配が要らないため、1か所だけの修繕でも費用と準備の期間を抑えられます。
- 02
メインロープとライフラインの2本で作業する
体を支えるメインロープとは別に、万一に備えるライフラインを必ず設置し、2本のロープで作業します。ロープ高所作業で法令(労働安全衛生規則)が求めている安全対策です。
- 03
下降だけでなく、上昇もできる
専用の器具を使い、ロープを降りるだけでなく登り返すこともできます。作業の途中で地上に戻らずに別の箇所へ移れるので、同じ面にある複数か所の修繕も続けて行えます。
ブランコ工法との違い
ブランコ工法もロープで吊り下がって作業する無足場工法の一つで、法令上はどちらも「ロープ高所作業」です。作業のしかたと、向いている作業が異なります。
| 比較項目 | ロープアクセス工法 | ブランコ工法 |
|---|---|---|
| 体を支える方法 | ハーネスと専用の器具で体を支える | 座板(ブランコ板)に座って作業するのが基本 |
| ロープ | メインロープとライフラインの2本で作業する | 法令により、ライフラインの設置が必要 |
| 移動のしかた | 下降だけでなく、上昇(登り返し)もできる | 座板で上下に移動する。下降しながら作業するのが基本 |
| 向いている作業 | 設備の交換・部分修繕など、細かい作業 | 外壁の洗浄・塗装など、面を広く作業する |
どちらも特別教育を修了した作業員が行う必要があり、ライフラインの設置など、法令で定められた安全対策は工法によらず守らなければなりません。
こんなお困りごとに役立ちます
管理会社さま・ビルオーナーさまから、次のようなご相談をよくいただきます。
- ✓ベントキャップ1つ交換したいだけなのに、足場の見積りが数十万円になった
- ✓建物の裏側が狭く、高所作業車が入らないと言われた
- ✓高所にある室外機のエアコン交換を、ほかの業者に断られた
- ✓雨漏りの原因がサッシまわりのシーリングらしいが、高くて手が届かない
- ✓使っていない配管やアンテナ、古い看板を撤去したい
- ✓大規模修繕まで数年あるので、それまでは部分補修でしのぎたい
ロープアクセスが向かないケース
ロープアクセスは万能ではありません。次のような場合は、足場や高所作業車のほうが合理的です。その場合は正直にお伝えし、別の方法をご提案します。
×屋上に支点が取れない建物
強固な構造物やアンカーがなく、仮設の支点も設置できない場合は施工できません。
×面全体の長期間の工事
全面塗装やタイルの全面張り替えなど、同じ面で何週間も作業する工事は、足場のほうが品質・コストの面で有利です。
×重量物の撤去・設置
大型の看板や室外機など、人の手で吊り下ろせない重さの物には揚重機が必要です。
×直下の安全区画が取れない場所
作業の真下の通行を一時的にも止められない場合は、作業日時の調整や別の工法を検討します。
×強風・降雨・雷のとき
法令の基準(10分間の平均風速が毎秒10m以上など)に加えて、当社の基準で作業を中止・延期します。
安全体制と資格
ロープ高所作業は、労働安全衛生規則で安全対策が細かく定められている作業です。クレストでは法令の基準を守ったうえで、次の体制で施工します。
資格者のみで施工
国際資格IRATAの保有者が1名、「ロープ高所作業特別教育」の修了者が4名在籍しています。ロープ高所作業は、特別教育を修了した作業員だけで行います。
ロープは必ず2本
体を支えるメインロープとは別に、墜落を防ぐライフラインを必ず設置します。
作業指揮者と地上監視員
作業指揮者のもと、地上に監視員を配置し、直下を立入禁止にして作業します。
作業前の支点・器具点検
支点の強度、ロープや器具の損傷を毎回点検し、記録を残します。

CONTACT
ロープアクセスで対応できるか、現地調査でご確認します
現地調査の日程をお打ち合わせさせていただき、ロープアクセスが向いているか、別の方法が合うかをお答えします。